コラム2017.11.22
中国人観光客、超過密スケジュールの旅行内容とは？
中国人観光客のツアーは、日本人の我々からすると考えられないほど強行日程であることをご存じでしょうか。ゆっくりと観光地を見る時間はありません。要人なみのスケジュールを団体でこなす中国人観光客のみなさん。その驚くべき旅行内容をご紹介しましょう。
ツアーパッケージ＞個人旅行
中国人観光客の方が日本を訪れる時、ほとんどの人は、ほぼ日程が決められたツアーパッケージを使ってやってきます。５泊６日のツアーがメジャーで、ゴールデンルート（東京－大阪間）を回るのが人気です。さっそく、代表的な観光コースを回るツアーの内容を例をあげてみていきます。
◆５泊６日 東京（成田着）－大阪（関西空港発）の場合
【１日目】成田空港着→移動→お台場→２０:００ 夕食後→２１:３０ ホテル
【2日目】７:００ 朝食→ディズニーランドへ移動・終日観光 →２０：００ホテル
【3日目】７:００ 朝食→８：３０ 浅草→９：３０ 皇居→１０：３０ 新宿
→１２：００ 昼食→１３：３０ 横浜→移動→１７：００ ホテル（河口湖）・夕食
【4日目】７：００ 朝食→９：００ 富士山→１０：４５ アウトレット
→１２：００昼食→１３：３０芦ノ湖→移動→１９：００ホテル（京都）・夕食
【5日目】７：００ 朝食→９：３０ 金閣寺・銀閣寺→１１：３０ 昼食
→１３：３０ 京都駅→移動（新幹線）→１５：００ 大阪城→１６：００ 心斎橋
→１８：３０ ホテル・夕食
【6日目】８：３０ 朝食→１０：３０ アウトレット→１２：００ 昼食→関西国際空港
いかがでしょうか？その土地をよく御存じの方なら、いかに過密スケジュールであるかがお分かりになるかと思います。私なら、朝から金閣寺と銀閣時に行くだけでも疲れるのに、新幹線で移動して、夕方心斎橋で買い物をする元気はありません。このような日程で美しい景色や観光地の歴史などが心に残るのかは少し心配ですが、多くの中国人観光客が分刻みのスケジュールをこなしながら、日本を縦断しているのです。
いかに効率よく旅行ができるか
中国人の方は、「欲張り」と言っては語弊がありますが、日本に来たからには余すことなく日本の観光地を回りたいと思っているようです。そのうえで、ショッピングは外せませんから、来日の数か月前からインターネットなどを通じて情報収集をしているとも言われています。かなりの過密スケジュールでとにかく時間が惜しい彼らは、事前にきっちりと購入するものを定め、下調べをした状態で来日しているようです。
特に団体旅行は時間の制約もあり、気になるお店にフラッと立ち寄ることが出来ません。そんな中国人観光客を集客するには、情報発信と時短がカギとなります。その両方を効率よくカバーできるのが「ＷｅＣｈａｔ Ｐａｙ」です。中国版ＬＩＮＥとも言われるＷｅＣｈａｔを使った決済方法ですが、タブレット端末に表示されたＱＲコードを読み込ませるだけで決済が完了する手軽さがうけ、中国では爆発的に広がっています。また、ＷｅＣｈａｔ Ｐａｙを使って支払いをすると、自動的にお店のＷｅＣｈａｔアカウントをフォローする仕組みになっています。ＷｅＣｈａｔを通じて、お店の情報を拡散してもらえれば、口コミを重視する中国人に対して来日前にアプローチが可能かもしれません。
最後に
時は金なりと言いますが、中国人の方の貪欲さには頭が下がります。とにかく彼らには時間がありません。本当は個人旅行で再来日して頂き、ゆっくりと時間をかけて日本を堪能してほしいところですが、そのためにも初回の団体旅行でいかに日本が便利であるか、ストレスなく観光出来るかを実感してもらう必要があります。ＷｅＣｈａｔ Ｐａｙを導入すれば、もっと多くの中国人観光客を集客できるかもしれませんよ。一度検討してみてはいかがでしょうか？
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