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コラム2019.06.01

中国人観光客に人気が出てきた日本のビール!その理由とは?

中国にも、青島ビールなどの美味しいビールがあります。実は、中国はビール消費大国!なんと世界全体の20%以上を消費しているといいます。そんなビール消費大国の中国人が、日本のビールを楽しんでいるらしいのです。一体なぜでしょうか。

年間通して人気の日本のビール

中国人が日本に来て食べるものといえば、寿司、天ぷら、しゃぶしゃぶなどの日本料理はもちろん、ラーメンや焼き鳥などのB級グルメをイメージしますよね。実際に食べたものを聞いてみると、そういった食べ物だけでなく、この日本のビールがあがってくるそうです。
しかも、暑い夏だけではなく、年間を通して人気があるとのことです。

冷たいビールが珍しいから飲んでみたい

中国人は、冷たいものを飲む習慣があまりありません。中国医学では昔から、「口に入れるものは、体温と同じぐらいのものか温かいものがよく、冷たいものは免疫力を下げる」とされているからだそうです。
実際に中国人は白湯を飲んだり、ジュースも常温で飲んだりすることが多いです。
ですから、日本では冷えていることが大前提のビールも、中国では基本的に常温で出てきます(冷えたビールが全くないわけではないようですが)。また、常温のビールを出すことが、おもてなしともいえます。

だからこそ、日本のキンキンに冷えたビールが珍しいのです。冷えたビールが美味しそう、というよりも、冷えたビールを飲むという体験をしたいという側面も大きいようです。日本の文化体験の1つというわけですね。

中国よりも味が濃くて美味しい!

中国のビールは、他の国と比べると味が薄めであるといわれています。冷たくして飲むと常温で飲むよりも味は感じにくくなりますから、常温で飲むことを前提としている中国のビールだと考えると、味が薄いのは当然かもしれません。

日本のビールは、冷たく冷やして飲むことを前提に作られていますし、中国ビールと比べると味が濃いのです。
この濃いビールが美味しい!と思う中国人も多いとか。先ほどの冷えたビールと合わせて、味の濃い冷えた生ビールを飲んでみたいということのようです。

「まずはビール!」をやってみたい

なんと、ビールそのものではなく、居酒屋などで日本人がよくやることをやってみたい!というところから、ビール人気が上がって来ているというのです。
それが「まずはビール!」です。
なぜ、「まずはビール!」と言いたいのかというと、それは日本のドラマや映画が影響しています。その代表格が、「孤独のグルメ」や「深夜食堂」といった食をテーマにしたドラマです。
おしゃれなレストランではなく、日本に昔からある居酒屋で、つまみと一緒にまずはビールを楽しんでみたいというニーズが増えているそうですよ。東京の思い出横丁や大阪の新世界がホットスポットになっているとのことです。
日本らしさを日本人のように楽しむことが、中国人にとって魅力の1つになっているようですね。

工場見学も人気の1つ

ただ飲むだけではなく、ビール工場の見学に行く中国人も多いようです。無料で試飲もできてしまう工場見学は、日本人にも人気がありますよね。
ビール工場の中には、英語と中国語の音声ガイドを用意しているところもあります。また多言語対応のウェブサイトを用意している会社もあるようです。

最後に

日本人の好みに合わせて作られているビールは、日本の料理との相性も抜群です。ビールがないと始まらない!という日本人もたくさんいますよね。

そんな日本のビールを体験したいといってもらえるのはとても嬉しいこと。日本を訪れる中国人は、SNSを使って最新の日本のビール事情を調べることも多いようです。インバウンドの集客のために、ビールをフックにしたSNS発信をしてみるのもありかもしれませんよ。

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