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コラム2019.04.30

ついにお寺でも!最新のWeChat利用者数と日本国内でWeChatPayが使える場所とは?

中国人に欠かせないツールであるWeChatPay(ウィーチャットペイ)。LINEPayやPayPayなど日本のキャッスレス決済普及が少しずつ進むにつれ、日本国内でもWeChatPayを目にすることも増えてきたのでは?そこで今回は、改めてWeChatの現状と国内でWeChatPayが使える場所を調べてみました。

2018年時点でもWeChatの利用者は減っていないのか

中国のIT企業最大手の「テンセント社」が提供するコミュニケーションアプリであるWeChatは、中国で最も利用されているSNSであると言えます。
2017年時点で既にアクティブユーサー数が9億人を突破していましたが、WeChatが発表した2018年時点のデータによると、アクティブユーザー数は10億人突破の10億8250万人とのことです。9億人でもすでに圧倒的な数字でしたが、そこからさらにアクティブユーザー数を伸ばしたことになります。

また特筆すべきは、55歳以上のアクティブユーザー数です。このようなアプリは、どうしても利用者が若者だけになりがちですが、WeChatは55歳以上のアクティブユーザーも6300万人にのぼっています。
世代を問わず、ますます中国人にとって欠かせないツールとなっていることが伺えます。

他に1日に送信されるメッセージ数は450億回 、1日のビデオ通話数は4億1000万回 、連絡先の人数は3年前と比べて110%増加との情報が発表されています。

余談ですが、同じくテンセント社が運営するQQというSNSも、今では8億人のアクティブユーザーを抱えており、中国版ツイッターと呼ばれるWeiboは1億3900万人のアクティブユーザー数となっています。

また中国互聯網絡信息中心(CNNIC)の調査レポートによると、2018年6月30日時点で、SNSの利用率は94.3%となっています。この数字は、2017年12月の93.3%からさらに増加しているのです。

このように中国人のWeChat利用者はますます増えており、中国人観光客が増加している日本でも、WeChatの決済機能であるWeChatPayを使えるようになることが望まれていると言えます。

日本国内でWeChatPayが使えるのはどこ?

基本的に、日本人はWeChatPayを使うことができませんので、普段使っているお店でWeChatPayが使えるかどうかに気がつかないことが多いと思います。
でも実は思った以上に使えるお店は多いのです。
全てではありませんが、WeChatPayが使えるお店をご紹介します。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアでは、大手3社のうちローソンとファミリーマートで使用することができます。特にローソンはキャッシュレス決済の導入に力を入れており、他にもアリペイ・PayPay・楽天ペイ・LINE Pay・d払い・Origami Pay・メルペイも使用できるようです。
この2社以外にもミニストップでWeChatPayが使用できます。
残念ながら、コンビニ最大手のセブンイレブンではWeChatPayは使えません。今のところ、QRコード決済自体に対応していないようです。

飲食店

「庄屋」・「白木屋」・「和民グループ」など居酒屋チェーンでは、比較的早い段階から積極的にWeChatPayを導入しています。
2019年3月にはすき家を運営するゼンショーが1,837店にWeChatPayを導入し、今後インバウンド対策として「はま寿司」や「ビッグボーイ」などのグループ業態にも導入を拡大していく予定だと言うことです。

意外なところでは「上島珈琲店」がWeChatPayを導入しています。

小売店・ドラッグストア

小売店では訪日外国人観光客の聖地ともいえる「ドンキホーテ」が、早くからWeChatPayを導入しています。

こちらも外国人観光客が多いドラッグストアの「ツルハドラッグ」・「サンドラッグ」でも2017年頃から導入されています。
さらに2019年4月にはスギ薬局グループが全店で導入しました。

他に外国人に人気の無印良品でも導入されています。

ホテル

JR西日本ホテルズやグランドニッコー東京で利用できます。

この度、ついに寺にもWeChatPayが導入されました。
世界遺産・二条城(京都市中京区)です。

最後に

まだまだアクティブユーザー数を伸ばす勢いのWeChat。日本国内でもWeChatPayを使える店舗はますます増えていくことでしょう。
2020年に向けたインバウンド対策に遅れをとらないよう、今一度WeChatPayの導入を検討する時かもしれませんね。

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