MIホールディングス

お知らせ

お知らせ・コラム


お知らせ、メディア掲載情報、訪日外国人の集客方法のコラムを掲載

コラム2019.02.28

花粉症のシーズンがきた!中国人観光客への影響は?

今年も花粉症のシーズンがはじまりました。ひどい花粉症にお悩みの方は、「この季節だけ国外へ逃亡したい!」と思う方もいるでしょう。過ごしづらい日々が続きますが、中国人観光客をはじめ外国人観光客への影響はないのでしょうか?調べてみました。

中国人観光客に花粉症の人はいない!?韓国も台湾も大丈夫!

結論から言うと、中国人で花粉症に苦しむ人はごくわずかと言われています。今や、日本人の約4人に1人は花粉症とされ、患者数は年々増加しています。もはや、老若男女が頭を悩ませる国民病とも言っても過言ではありません。そんな日本人からすると、とてもうらやましいですよね。

そもそも、日本の花粉症の原因は1950年代にスギやヒノキを大量に植林したことだと言われています。中国にはスギの木がほとんどないので、中国人で花粉症になる人も少ないのです。しかし、日本に住んでいる中国人が花粉症になってしまうことはあります。また、花粉症の日本人がスギのない中国で生活をすると花粉症から解放されるという話もあります。

中国では花粉がないかわりにPM2.5による大気汚染が深刻です。よく中国人観光客がドラッグストアでマスクを買ったり、家電量販店で空気清浄器を買ったりしているのを見かけますよね?あれは花粉症対策ではなく、PM2.5対策のようです。

このように、どうやら一時的に日本を訪れる中国人観光客はスギやヒノキの花粉に影響されず、これから春に向かう日本を楽しめそうです。加えて、お隣の韓国や親日家が多い台湾の人にも花粉症はありません。日本を訪れている上位3か国に花粉症がないのは、なんとも心強いですね。

欧米人には花粉症の人が多い!

一方、日本と同じように花粉症に苦しむ人たちがいます。それが、ヨーロッパやアメリカを中心とした欧米諸国の人々です。

その代表とも言えるのが、イギリス人です。イギリスは「花粉症」を世界ではじめて認識した国とも言われています。日本とは時期が違いますが、5月の終わりから6月にかけてオークやプラタナスの木の花粉で症状があらわれます。

カナダの人は、イギリスと同じオークや日本のようにスギの花粉に悩まされています。ほとんどがオークの花粉症で、4~5月がピークだそうです。オーストラリア人も国民の3割が花粉症だと言われています。日本とは異なり、ミモザやシーオークなどが原因で9月~1月が花粉症のシーズンになります。

アメリカでも日本と同じくらいの割合で花粉症の人がいると言われ、特にブタクサの患者が多く確認されています。フランスやイタリア、スペインでも春には花粉症の症状で悩まされる人が多いそうです。他にも、南アフリカ共和国ではスギ、ロシアでは白樺やポプラの花粉症があります。

このように、世界各国で花粉症は確認されていますが、アレルギー反応を引き起こす花粉の種類が違えば症状が出ることはありません。つまり、日本のスギやヒノキの花粉に反応してしまう外国人観光客はごくわずかで、彼らの日本旅行に花粉症の影響はないということです。

実際、JNTOが発表している外国人観光客数をみても来日数が減っているようすはうかがえません。むしろ、梅や桜が開花する2月末~4月は、外国人観光客のみなさんが日本の美しさを楽しめるベストシーズンと言えるでしょう。

まとめ

もし中国人観光客の多くが花粉症であったならば、春の外国人観光客数に大きな影響がでていたはずです。しかし、花粉症のない中国人観光客は快適に日本の春を満喫するでしょう。

海外では、どんなに花粉症がひどくてもマスクをして歩く人はほとんどいないようです。外国人観光客からみれば、マスクをした大勢の日本人の姿も日本の春の風景なのかもしれませんね。

お知らせ一覧に戻る