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コラム2019.01.24

小規模な飲食店が中国人観光客を迎えるときのポイントとは?

中国人観光客が多く訪れる日本。飲食店でも中国人観光客を迎え入れることも多くなっています。
大規模なチェーン店ならいざしらず、中~小規模な飲食店を経営されている方にはどう対応していいか悩まれている方も多いのではないでしょうか?

中国人観光客が日本人以上に気にする「3つのポイント」

中国人観光客は、日本人と少し違ったポイントを気にしていることがあります。
せっかくのチャンスを逃さないためにも、ぜひ気をつけてみて下さい。

①喫煙、禁煙には日本人以上に敏感!

これは中国人観光客に限らず日本を訪れる外国人観光客の多くに当てはまるのですが、喫煙には特に敏感です。
特にカウンター席などで隣が喫煙していると、不快な思いをしてトラブルに繋がる場合も少なくありません。

法改正(改正健康増進法)で飲食店に分煙を求める傾向もありますが、中小の飲食店は規制の対象外となるため、多くの小規模飲食店では対策をしていないかと思われます。

飲食店の席数が少ないほど、タバコの煙は気になるものです。インバウンドによる収入の割合の多い飲食店は、これを機に全面禁煙にしてみるというのも選択肢としてあるかと思います。
禁煙にしない場合でも、最低限ホームページと店頭に、喫煙可能である旨を表記しておくべきです。そうするとトラブルを回避できるでしょう。

もちろん、禁煙なのにタバコを吸ってしまう中国人もいらっしゃいます。そうしたときは、「请勿 吸烟」(チンウー シーイエン)、「タバコを吸わないで下さい」とはっきり伝えましょう。
言い回しが思い出せない場合は、「禁止吸烟」などと書いた紙を見せると伝わります。

②Wi-Fiがあるかどうか?

近年、日本でも普及してきたWi-Fi。
公共施設やホテルではずいぶんと普及してきましたが、飲食店では十分に普及しているとは言い切れません。

飲食店なのにWi-Fi?と思われるかもしれませんが、外国人観光客はメニュー等が読めない場合、インターネットを介した翻訳ソフトで翻訳して読もうとする場合が多いです。
また、旅行中の写真をSNSでシェアする際など、飲食店でもWi-Fiがないとかなり不便に感じてしまう方が多いです。
そのため、日本人の想像する以上にWi-Fiがないと敬遠されてしまいがちです。

自前でWi-Fiを用意しても良いですし、トラブルを避けたいのであればフリーWi-Fiの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
ただ、日本のキャリア系Wi-Fi(0001docomo等)は外国人観光客にとって使えるとは限らないので、注意しましょう。

③キャッシュレス決済は可能か?

中国人観光客にとって非常に重要なのがキャッシュレス決済です。

日本にほとんど現金を持ち込んでいない観光客が大部分なので、その数少ない現金を食事で減らしたくないと考えがちです。
なので、現金決済のみだとそもそもの選択肢から外れてしまいます。

クレジットカードの対応はやはり必須です。そのうえで、銀聯カードやWechatペイメントなどにも対応していると、非常に便利に感じてもらえるでしょう。

決済に使うQRコードですが、中国では店舗情報をQRコードに載せる場合も多いです。
店舗情報を記載したQRコードを店内に掲示しておけば、さらなる集客につながることでしょう。

最後に

インバウンドの経済は、いまや観光客向けの店に限らずローカルな飲食店などにも恩恵を与えています。
特にリピーターの中国人旅行客などは大規模なチェーン店よりも地元の飲食店を好む傾向にあり、地方の小規模な飲食店にも多くの旅行客が来店しています。

せっかくのお客様なのですから、日本人も、中国人も不快な思いをしないようにしっかりとトラブルを避ける用意をしておくべきでしょう。特にWi-Fiやキャッシュレス決済、禁煙などは日本人客の満足度にも繋がりますから、ぜひこれを機会に検討してみてはいかがでしょうか。

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