コラム2018.09.18
中国人観光客が夢中になる！日本のアミューズメント施設の魅力をご紹介！
コト消費の熱が高まる中、中国人観光客はより「日本でしか出来ないこと」を求めてやってきます。その日本らしさは何も観光地の景観や食べ物だけに留まりません。中国人から見れば、ゲームセンターやカラオケもとても魅力的な日本の文化なのです！
ゲームセンター
中国の都市部にもゲームセンターは存在しますが、中国にある機械は大概が中古品であることが多いようです。中国人観光客は「日本に来たからには最新のゲームを体験したい！」と、こぞってゲームセンターに行くようです。
特に好まれているのはＵＦＯキャッチャーです。中国では「娃娃机」と呼ばれており、中国国内では人気が復活してきているようです。その一因となっているのが、モバイル決済の普及だと言われています。ＷｅＣｈａｔ Ｐａｙなどを使って気軽に遊べるのがいいのだそうです。
ガチャガチャも中国人観光客には人気です。空港などガチャガチャがずらっと並んでいるのは、帰国前の訪日外国人が「余った小銭の消費に」とたくさんガチャガチャをしてくれるからです。日本のものは商品のクオリティが高く、有名なキャラクターやマスコットのグッズが手軽に手に入れられるのが魅力なようです。
大手ゲームメーカー、タイトーが運営する都内のゲームセンターでは、インバウンド対策として外貨自動両替機なるものまで設置されています。また、ＷｅＣｈａｔ Ｐａｙを導入したことで中国人観光客の売上が格段に増加したという店もあります。
カラオケ
言わずと知れた、日本独自の文化であるカラオケも中国人が体験したいものの１つです。実は中国のカラオケと言えば接待がついてくるお店なので、日本とはかなり趣向が違います。
つまり、家族や友達と一緒に歌を歌って盛り上がったり、ストレスを発散したりということは日本のカラオケ店でしか出来ないことなのです。
カラオケを体験したいという中国人観光客は年々増加しており、選曲する端末は多言語対応が当たり前になっています。また、2016年には業界最大手のシダックスがカラオケ業界初のモバイル決済を導入しています。
中国では、お店の予約や選曲、食べ物や飲み物のオーダー、支払いまで全てＷｅＣｈａｔ Ｐａｙを使って行うお店もあるようです。
スーパー銭湯
スーパー銭湯も中国人観光客が熱い視線を送っている施設です。もともと、中国人の入浴スタイルでは、ゆっくりお風呂に浸かるという習慣はありませんでした。しかし、日本を訪れた中国人が、日本の温泉や銭湯の魅力をＳＮＳで拡散し、徐々に認知されて人気が出てきたようです。
日本式の銭湯は、清潔でサービスが行き届いており、遠くの温泉よりも気軽に立ち寄れることが魅力です。中国にも2016年に、日本でチェーン展開しているスーパー銭湯「極楽湯」が出来ました。当初は、入館までに数時間並ばないと入れないという盛況ぶりだったようです。まさに、中国では銭湯ブームが巻き起こっています。日本にきた中国人は「一度、本場のスーパー銭湯に入ってみたい」と思うのでしょう。
最後に
アミューズメント施設が今後インバウンド消費を獲得していくポイントは、「いかに手軽に遊んでもらえるか」ではないかと思います。先ほどもご紹介したように、実際に中国ではＷｅＣｈａｔ Ｐａｙの導入により、ＵＦＯキャッチャーが日の目を見るようになっています。
個人旅行で来日する中国人が増えれば、コト消費は今後ますます求められることでしょう。日本でも、アミューズメント施設は気軽に小銭で楽しむことが出来る場所です。元を円に替えなければ遊べないのであれば、中国人のみなさんにも嫌煙されてしまうでしょう。ここはひとつ、中国人観光客を取り込むためにモバイル決済を導入してはいかがでしょうか？