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コラム2018.01.20

中国人観光客の集客を図るなら、彼らの特性を理解しよう!

中国人観光客の集客を図るなら、彼らの特性を理解しよう!

訪日中国人観光客の数は、衰え知らずで、今も増加傾向です。さらに彼らは観光時の消費額も外国人観光客の中で最も高いのです。そのためインバウンドビジネスの成功に中国人観光客の集客は外せません。今回は、そんな彼らの特性についてご紹介します。

中国人と聞いて、どんなイメージをお持ちですか?

日本人から見て「中国人はマナーが悪い」「自己中心的」なんていうイメージはよく耳にします。しかし彼らが暮らす中国と日本は、そもそも文化が違うので、価値観や性格は大きく異なります。彼らの根本を理解すれば、大きな心で積極的に接客を行え、結果として集客に繋がっていくかもしれません。

中国人の特性

①家族や友達は何よりも大事

中国人は家族を、とにかく大事にします。中国人のいう「家族」は血のつながった親戚は全て含まれ、結婚相手の家族・親戚一同も皆「大切な家族」です。家族であればどんなに遠く離れていても助け合います。さらに、家族のように深いつながりのある恋人や友人も、とても大切にします。
彼らの爆買い行為には、そうした背景があるのですね。家族や大切な恋人、友人のために家電やお土産を購入するのであれば、結果として大量購入になるのもうなずけます。
ただ、一方で、自分に関わりのない他人に対しては、思いやりに欠け、冷たい対応に見える行動を取ってしまうことも多いようです。
例えば、みんなが並んでいる行列に横入りすることは中国でよくあることのようです。また、電車などで、席を譲る習慣はあまり根付いていないようです。
彼らが生活する中国は、日本の10倍ほどの人口がいます。そのため「自分自身」と「身内」と「他人」の区別をし、信用できる「自分自身」と「身内」は精一杯守る、という価値観がスタンダードになっているのでしょう。
実際に、日本でも、列に割り込んでくる中国人を見かけることがありますが、これは自分と身内を一番に守りたいという発想からと言えます。
「順番を守ること」は、日本人にとって当たり前ともいえるマナーであるため、割り込む人がいれば「マナーが悪い」と顔をしかめる日本人は多いでしょう。しかし、中国人にとっては、マナーが悪い=不誠実というわけではなく、実は家族に対しては誠実で優しい人なのかもしれません。そう考えると少しは大きな気持ちで接することができるのではないでしょうか。

②食事シーンでも独特の文化

中国では、出された料理を全て食べ切ると、「食事が足りなかった」というサインとなるため、出された料理は「残すこと」が常識です。最近の中国人観光客は、残さずきれいに食事をする人も増えてきていますが、「料理は、豪快に食べる」「片付けるのは店員さんの仕事なのでたべ散らかしは気にしない」といった考え方は、中国では一般的のようです。
料理に関しては、冷たい食べ物は基本、苦手です。体を冷やすことは健康によくないという認識が強いためだそうです。特に嫌がるケースは、本来温かい料理が冷たい状態で出てくること。水、アルコール類などの飲料についても、常温を好む傾向があります。
また、広い中国では様々な地域が存在し、出身地によって味の好みも異なります。中国人をターゲットに集客を狙う飲食店であれば、そうしたことも考慮し、様々な調味料をテーブルに並べておくサービスは喜ばれるでしょう。

③買い物は合理的に。

中国人も日本人も買い物が好きなのは同じですが、買い物スタイルと決済方法に違いがあります。
まず日本人は、買うものがなくても、ブラブラと百貨店やショップを見て歩くことを楽しむ方は多いですよね。一方、中国人は、ウインドウショッピングを楽しむよりも、欲しいものを決めて買い物に出かけることが多いです。爆買いが話題の日本旅行の買い物でも彼らは、旅行前に、あらかじめインターネットのクチコミサイトなどで欲しい物を調べ、日本に着いたら即目的地に行き、迷わず購入するパターンが多いようです。
目的買いを好む中国人の多くは、主にインターネットショッピングを利用します。絞り込み検索ができ、口コミも見ることが出来るインターネットサイトでの買い物は、彼らの理にかなっていると言えますね。
もう一つの違いは、決済方法です。中国では、日本と違い現金派は少なく、代わりにモバイル決済が普及しています。日々の買い物はもちろん、出前注文、タクシー、新幹線の予約、公共料金…何でもスマートフォンを用いて支払います。最も利用されているのが、「WeChat Payment」という、メッセンジャーアプリ「WeChat」の決済機能です。日本でも電子マネーの決済サービスが続々と展開されていますが、まだまだ中国の普及率には追い付きません。しかし、インバウンド対策として、多くの企業や店舗が電子マネーの決済サービスを始め集客を図っています。

最後に

いかがでしたか。今や日本の経済に大きな影響を与える存在となっている中国人観光客。彼らをターゲットにビジネスを行っていくには、まず特性を理解し、彼らの価値観に寄り添ったサービスの提供が必須です。ぜひ参考にして、今後の集客に繋げてくださいね。

 

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