コラム2019.06.21
インバウンド実務主任者認定試験って何?そのメリットとは。
インバウンド実務主任者認定試験というのを、聞いたことがありますか? 東京オリンピックに向けてますます盛り上がりを見せるであろうインバウンド需要。その対応に活かせるインバウンド実務主任者認定試験についてご紹介します。
インバウンド実務主任者認定試験とは?
インバウンド実務主任者認定試験を受けることで「インバウンドの現状と動向」「インバウンドビジネスの実際と対策」「インバウンドの集客」「訪日外国人の理解と対応」「ニューツーリズム」「観光街づくり」などについての知識を学ぶことができるとされています。
この試験に合格するということは、インバウンドのプロフェッショナルという一つの証明になるでしょう。
受験をオススメする業種
インバウンド客の対応をするありとあらゆる業種・職種の方にオススメできるのがこのインバウンド実務主任者認定試験です。
以下に具体例をご紹介します。
・家電量販店、ドラッグストア、免税店、デパート、ショッピングセンターなどの小売業
・観光案内所、観光ガイド
・レストラン、カフェ、居酒屋、などの飲食業
・ホテル、旅館、ユースホステルなどの宿泊業
・美術館、博物館、動物園、水族館などの観光施設
・テーマパーク、遊園地などのレジャー施設
・スキー場、海水浴場などのスポーツ施設
・地方公務員や観光協会職員
他にも、鉄道業や航空業、これから観光業で働くことを目指して勉強している学生さんにもオススメできます。
資格取得のメリット
<①インバウンド対応に自信がつく>
試験に合格したということは、インバウンドの対応に必要な知識を網羅的に習得したということです。
まずは、その自信を持ってインバウンド観光客に対応できることがメリットと言えます。
<②最適なインバウンド対策が行える>
直接の対応だけではなく、インバウンド客の集客方法、対策を実施すべき時期や期間など、試験に合格した知識を持っていれば最適な対策を行うことができるでしょう。その結果、売り上げ・利益の向上に繋がります。
<合格ロゴを名刺などに入れられる>
試験に合格すると、「合格証書」「合格カード」をもらうことができ、名刺やネームプレートなどに印刷するための「合格ロゴ」も使用することができるようになります。
他の業者と仕事をするときにおいても、インバウンドのプロフェッショナルとして頼りにしてもらえるでしょう。
<インバウンド関連企業の転職や就職に有利>
インバウンド事業を行なっている、もしくは行いたいと考えている企業は非常に増えています。そういった企業にとってインバウンド実務主任者認定をされている人材は、強い味方となります。
この資格は資格欄にも記入することができますので、転職や就職の際に有利になる可能性も十分に考えられます。
<インバウンド事業の立ち上げに役に立つ>
実際に今からインバウンド事業を立ち上げようという人にとっても、この知識はきっと役に立つことでしょう。
企業の中で新しい事業を行う場合にも、その知識を活かして活躍できるはずです。
<インバウンド事業の講師になれる>
この資格なければ講師になれないというわけではありませんが、知識を有した資格者である講師として信頼してもらうことができるため、講習会の集客にも有利です。もちろん本当に役に立つ情報や対策を受講者に伝えることができるでしょう。
最後に
2018年の訪日外国人観光客は前年比8.7%増の約3,100万人となり、2020年の目標としていた4000万人も達成の可能性が十分に出てきました。
そんな訪日外国人観光客に有効な対策を考えること、そしてリピーターとなってもらえるような、SNSで良い評価を発信してもらえるような質の高い対応をしていくことは、ますます重要になっていくことでしょう。
なんとなくやってきたインバウンドの対策を、改めて正しい知識として身につけるためにも、インバウンド実務主任者認定試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。