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コラム2017.12.10

中国人観光客が新たに注目する意外な観光スポットとは?

中国人観光客が新たに注目する意外な観光スポットとは?

日本では爆買いのイメージが強かった訪日中国人の観光客。最近はリピーターが個人旅行で訪日するケースが増えて、旅行の目的が多様化しているようです。中国人観光客が新たに注目する意外な観光スポットを調べてみましたので、ご紹介します!

アニメ関連

世界各国で注目を集めている日本のアニメ。もちろん中国でも、その人気は例外ではありません。アニメ人気の影響で、注目されている場所の一つ、それは鳥取県です。鳥取県といえば「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さんの出身地。「名探偵コナン」の漫画は中国でも刊行されており、多くのファンがいます。「名探偵コナン」をテーマにした街づくりが行われている鳥取県は、中国人にとって魅力の観光スポットのようです。
また、1994年から中国でアニメ放送が始まった「ちびまる子ちゃん」もとても人気があります。アニメ化25周年だった2015年には、中国各地で記念イベントが開催されました。特に上海でのイベントには、ファンが約6万人詰めかけ大盛況。ちびまる子ちゃんがどれほど人気なのかがわかりますね。さて、ちびまる子ちゃんの舞台といえば、静岡市清水区。ちびまる子ちゃんのモデルあり、作者である、さくらももこさんの出身地です。静岡市清水区には、ちびまる子ちゃんの世界観を体験できる「ちびまる子ちゃんランド」があり、中国人の観光客が多く訪れています。

靖国神社

靖国神社といえば、日中の対立の象徴のような場所でありますが、一部の中国人の中では、参拝希望が増えているようです。最近は、対日イメージが和らいでいるためか、「噂の靖国神社をこの目で見てみたい」という興味本位と、「有名な場所に行ったことを知り合いなどに自慢したい」と思って訪れる人もいるとか。実際、靖国神社で撮影した写真をSNSにアップする人も存在するようです。時代は変わりましたね。

人間ドック

中国人観光客の中には、観光の合間に、「人間ドック」を受けるといった驚きの旅行行程を組む方もいます。中国人は、日本人と身体的特徴が似ているということもあり、母国よりも医療技術の整った日本の医療機関で、人間ドックを受けることを望むようです。ただ、人間ドックを含むツアー料金は高額で、内容によっては計200万円近くになることもあるようですので、利用者は富裕層が多いということです。

防災センター

日本の防災施設を体験する中国人観光客が増えています。地震大国の日本ならではの物珍しさから、インターネット上で話題の観光スポットとなっているようです。特に、人気があるのは、阪神淡路大震災や東日本大震災の規模の地震の揺れを体験できる地震体験コーナーです。中国は日本と同様に、地震が多い国。2017年にも四川省で大きな地震が発生し、甚大な被害が出ました。いつ起きるか分からない地震に備える意識が、中国人の間でも高まっていると考えられます。

B級グルメ

お寿司・懐石料理・和牛…、これらはもちろん不動の人気料理ではありますが、観光客は、高級料理ばかりでなく、日本人が普段食べている食べ物にも興味があります。具体的には、うどん・そば・ラーメンなどの麺類、お好み焼き・たこ焼き・焼きそばなどの粉もの、天丼・かつ丼・牛丼などの丼もの、焼き鳥・居酒屋などが人気のようです。気取らず食べられるローカルフードは、リーズナブルな価格と、さっと食べることができる点が魅力のようですよ。

まとめ

中国人観光客はリピーターが多く、定番ルートの旅では物足りなく感じる方も増えているようです。彼らは常に、目新しいもの、珍しいものを求め、インターネットで情報を探して旅行に取り入れているようです。そんな様々な角度で日本を楽しもうとする中国人観光客を、いつでも受け入れられるよう、中国の3大決済サービス「WeChat Payment」・「アリペイ」・「銀聯カード」に対応したキャッシュレス体制や、中国語の案内などを整えておくといいかもしれませんね。

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