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コラム2019.09.28

こんなことにも?中国人観光客が感動する日本の「気遣い」

日本政府観光局(JNTO)が公表した2019年上半期の累計訪日外客数は1663万3600人で、前年同期比4.6%増となり、過去最高でした。中でも最も多いのはやはり中国人。どうやら日本には、彼らを感動させる気遣いがあるようです。それは一体どんな気遣いでしょうか?

ビザのオンライン受付開始】

中国人にとって嬉しい日本政府の対応があります。それは指定旅行代理店を通じた、観光目的で来日する中国人に発給するビザの一部のオンライン申請受け付けの開始です。2019年7月30日から受け付けを開始しており、日本旅行が便利になることから中国人には非常に好意的に受け取られています。

これも一つの日本の気遣いと言えそうです。 


中国語表記と中国語対応スタッフが多い

各地の観光地を歩いていて、我々日本人が「中国語の案内が多いな」「中国人スタッフが多いな。日本人スタッフはどこだろう?」と思うことは結構ありますよね。これは、中国人にとっては歓迎すべきこと。どこへ行っても中国語の表記がされており、近くには中国人スタッフが大勢いてサポートしてくれるのです。

言葉の壁は、海外旅行の大きな障壁になりますから、母国語を身近に感じられる日本は、中国人観光客にとってありがたい旅行先と言えそうです。

こんな気遣い感動!公共の施設編

中国人観光客の多くが始めに訪れることになる日本の空港。ここから、感動は始まっているようです。
それは、預けた荷物を受け取る時。日本では綺麗に並べられ、ベルトコンベアの上を流れてきます。

街に出るために駅へ出れば、待合室の椅子に小さな荷物置きが設けられており、正確な時間に電車がやってきて、乗り込んだ車内は綺麗に掃除が行き届いているのです。

タクシーに乗っても、綺麗に掃除の行き届いた車内で、空調は良く効き、ボッタクリに合うような心配もありません。

トイレに行っても、トイレのタンクやトイレの中に手洗い場がついていたり、手荷物置き場やかけるところが設置されていたり、消毒液が設置されているところまであります。
一昔前までは、日本も駅などのお手洗いにはトイレットペーパーがないのが当たり前でしたが、今ではないところの方が少なくなっていますよね。

こんな気遣い感動!商業施設編

買い物や食事の際に訪れたお店でも、中国人は日本の気遣いに感動をしています。

コンビニエンスストアには外国人もよく訪れます。レジのところにちょっとせり出した部分があり、そこが荷物置きになっているのを知っていますか?そう言えばあったなぁ、と思う程度で、その気遣いに感動する日本人は少ないと思いますが、中国人にとっては「こんなところにまで!」と感じ、その細かい心遣いに感動するようです。

スーパーに行くと、多くの場合自分で買い物カゴからエコバッグやビニールバッグに詰め替えると思います。そこには、当たり前のように薄手のビニール袋のロールが備えてあり、ビニールを開くための濡れたスポンジや布巾、ビニールバッグの口を止めるためのセロハンテープが備わっています。ここも中国人にとっては感動ポイントなのです。
日本人にとってはあって当たり前と思ってしまうサービスですよね。

飲食店では、初めにお水とおしぼりが配られ、店員は非常に丁寧にサービスをしてくれます。中国ではお客様を大切にするというよりも、悪いことをしないかを監視しなければならない、という気持ちで接客をすることもあるようなので、居心地の良さには大きな差がありそうですね。

最後に

日本人にとっては当たり前と思えるようなサービスや対応が、時に中国人観光客をはじめとする外国人観光客に感動を与えることは多々あるようです。それ自体には自信と誇りを持って、引き続きおもてなしをしていきたいものです。

一方で、日本だからこそ不便を強いてしまっている部分もあるはずです。現状に甘んじず、さらに快適に楽しく過ごしてもらえるよう、努力し続けることは必須ではないでしょうか

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