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コラム2019.08.23

中国人のマラソンブーム!日本のマラソン大会への興味とは?

日本ではランニングをする人やマラソン大会への参加者が大勢いますよね。実は中国でも、今マラソンブームが起きています。そしてただ走るだけではなく、海外への大会参加を検討している人も多いとか。インバウンド集客に活かすヒントを探ってみましょう。

中国のマラソンブームとは?

中国では、かつてマラソンはプロのスポーツという認識が強く、一般的には行われていなかったようです。しかし国がスポーツ産業の取り組みを強化していることもあり、ここ数年でマラソンブームが起きています。

2011年には22大会しか行われていなかったマラソン大会が2018年にはなんと1518大会にまで増加しているのです。
そして参加者数は600万人近くになっており、経済効果は4000億円以上とも言われています。

JTB総合研究所のデータを見てみると、現在のところマラソンの参加者は男性が多く、また年齢層では20代〜40代が多くを占めており、最も多いのは30代となっています。マラソン(ランニング)歴はまだ浅い人が多く、今後このブームに乗って、より一層参加者が増えて行くのではないかと考えられます。

海外のマラソン大会に興味がある人も増加中

走ることを楽しんだり、国内の大会に出たりするだけではなく、海外のマラソン大会に目を向けている人が増えてきています。
3〜4年程度マラソンを続けていると、海外大会への興味が出てくるようです。今のところ海外のマラソン大会に参加したことがある中国人はマラソン参加者全体の1〜2割程度ですが、まだマラソン歴の浅い人が多いことを考えると、海外大会への参加者もこれからどんどん増えて行くことが予想されますね。

どの海外マラソン大会に参加するかを決めるときには、参加したい大会で行く国を決める人と、行きたい国を決めてからその国の大会を探す人がいるようです。そして、ほとんどの参加者が大会参加前後に開催国の観光を楽しんでいます。

マラソン大会自体の魅力、国自体の魅力、どちらの魅力を強化することも、マラソンに興味のある中国人を集客することにつながりそうですね。

海外のマラソン大会は何が魅力?

海外のマラソン大会に参加した人にその魅力を聞いてみると、一番は「マラソンコースの町並みや景色の素晴らしさ」と言います。自国とは違った景色の中で走ることを楽しめるのはやはり魅力的ですよね。
他にも、良い記録が出やすい大会であることや、国自体が好きで観光ついでに参加できることが魅力だと感じる方もいるようです。少数派ではありますが、新しい参加記念品を集めることが1つの理由になっている人もいます。

日本のマラソン大会についても半数以上の人が存在を知っており、その多くが前向きに参加を検討してくれているようです。実際にアクションを起こしているのはまだ1割強といったところなので、中国人ランナーが参加したいと思えるような環境作りが必要と言えます。

マラソンでのインバウンド集客には何が必要?

日本のマラソン大会を認知してもらうことも必要ですが、すでに知ってくれている人が参加という一歩を踏み出すには何が必要でしょうか。

一つはやはり言葉の壁です。異国の地で初めてのコースを走るのは不安が多いもの。母国語でコースの下見ができると、安心して参加することができます。

異国での観光にも重点を置いている人が多いため、気軽に参加してもらえるようなマラソン大会の企画も有効でしょう。フルマラソン、ハーフマラソンよりも気軽に参加でき、観光と無理なくセットにできるような大会の開催も良いでしょう。

最後に

全国各地でマラソン大会が行われる昨今。人気の大会はなかなか参加権が獲得できないこともあるようです。
マラソン大会の開催は、地方創生にもつながります。日本人だけではなく、外国人観光客にとっても魅力的な大会の開催を企画することで、地域店舗の活性化になるかもしれませんよ。

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