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コラム2019.06.28

中国人観光客にステンレスマグ(ボトル)が人気の理由とは?

中国人観光客といえば、化粧品や医薬部外品、電化製品などを大量に買っている姿をよく見かけますよね。そのほかにも、長い間ずっと中国人観光客に人気のアイテムがあります。それがステンレスマグ(ボトル)です。なぜ人気なのでしょうか?

中国人はもともとマイボトルを持っている人が多い

日本でも最近はマイボトルを持参している人が多いですが、中国では昔からマイボトルを持参している人が多いと言います。
マイボトル、とかっこよく言いましたが、簡単にいうと水筒のことですね。
それには、中国人の習慣が関係していて、水筒はなくてはならないものであり、保温できるということも重要なポイントのようです。

中国人は温かいものを飲む習慣がある

中国人は、冷たいものをあまり飲みません。中国では、体温よりも冷たいものを飲むのは体に良くないとされていて、体温以上のものを飲む習慣があるのです。
常温であってもジュースやコーヒーを飲むことは少なく、特に白湯をよく飲みます。家でも、レストランでも、白湯を飲むことが多いようですね。
レストランだけでなく、出先でいつでもお湯を飲めるように、保温性のある水筒を持ち歩く必要があるのです。
お湯だけではなく、自分の好みのお茶を飲みたいということで、茶葉を水筒に入れてお湯を注いで飲むこともあります。

中国ではいつでもどこでもお湯が無料?

少し余談にはなりますが、日本にはなくて中国にはあたり前にあるものをご紹介します。それはお湯の無料提供です。
中国の空港には無料でお湯を提供している場所がいくつもあり、レストランなどに行っても、無料でお湯を入れてもらえることが多いようです。なんと、その店を利用していなくても、です。

そのため、日本ではすぐにお湯が手に入らず、稀にちょっとした騒ぎになってしまうこともあるとか。
コンビニにはカップラーメンなどに使うお湯が置いてありますし、レストランやカフェなどにもお湯自体はありますよね。
でも、それらはお湯としてお客様に配る前提ではありませんから、それほど量はありません。一人の中国人観光客にOKを出してしまったら、場所によっては次から次へと中国人がやってきて、たちまちお湯がなくなってしまうなんてことにもなってしまうのです。

日本ブランドのステンレスマグはやはり安心

このような文化のある中国ですから、もちろん自国にもたくさんの水筒は売っています。最近はステンレスマグの種類も増え、機能も向上してきているようです。

とはいえやはり日本ブランドは安心で、質が高いと思ってくれている中国人観光客は多いようです。機能だけではなく、種類も豊富で、見た目にオシャレなものが多いことも魅力の一つなのです。

サイズや値段も手頃なので、お土産に頼まれることも多く、まだまだ爆買いの対象になっているということです。
日本ブランドのステンレスマグは、「日本に行って来たよ」「日本の質の良いものを買って来たよ」という思いを伝えるのにもぴったりといえそうです。

日本ブランドは日本が安い

中国でも、日本ブランドのステンレスマグが手に入らないわけではありませんが、やはり高いです。
しかし日本に来たら、比較的安く手に入りますし、日本で購入したという安心感があります。

人気は象印とタイガー

日本ではサーモスなどの海外ブランドも人気がありますが、日本に来た中国人はもちろん、日本ブランドを買っていきます。その中でも特に人気なのは象印とタイガーです。日本でも大人気で質の高い商品を販売している老舗ブランドですね。
両ブランドとも、様々な種類のステンレスマグ(ボトル)を販売していますが、中国人観光客はブランドだけでなく型番やカラーまで決めた上で、買い物をしたりお土産を頼んだりしているとのことです。

最後に

免税店や家電量販店で、ステンレスマグ専門の売り場を大きく取っているところが多いのもうなずけますね。
インバウンド対策をするためには、その国の習慣を知ることが大事だということも、少し感じていただけたのではないでしょうか。

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