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コラム2018.03.17

中国人観光客が日本のコンビニを好きな理由。

中国人観光客が日本のコンビニを好きな理由。

中国人観光客は日本のコンビニが大好きです。これは、中国人に限らず欧米の旅行者も同じです。「現代のジャパニーズスタイル」がギュッと凝縮された日本のコンビニを体験しようと、中国人観光客を始め多くの訪日外国人がコンビニを訪れているのです。

日本のコンビニの魅力

日本人の生活になくてはならないものになったコンビニエンスストア、今では全国に約5万5000店以上のコンビニがあるとされています。便利で使い勝手のいいコンビニですが、中国人観光客にとっても大変魅力的に映るようです。

日本のコンビニが好まれる理由はどこにあるのでしょうか?まずは、「豊富な品揃え」にあります。飲料や食品はもちろん、お菓子やアイスの甘味系、から揚げやフランクフルト、おでんなどのホットスナック類が大変充実しています。加えて書籍、文具、雑貨も当たり前のように陳列されており、化粧品や下着、タオルといった衛生用品も必ず置いてあります。
中国のコンビニエンスストアでは、ここまでのラインナップは期待できません。特に、品質管理の難しい生鮮食品を置いていることに、中国人観光客は大変驚くそうです。

食べることが大好きな中国人観光客、渡航の目的の1つは日本食を食べることです。そんな望みを気軽にかなえられるのも魅力だと言えます。中国には「宵夜(シャオイエ)」と呼ばれる夜食の習慣があるので、24時間営業のコンビニで食べ物が買えることはとても理にかなっています。
お店に入って日本食を注文するよりは圧倒的に安く済みますし、日本食の代表であるお寿司やおにぎりの味も申し分ないとくれば、コンビニで日本食を楽しむ中国人観光客はますます増えるかもしれませんね。

他には、コピーやFAX、写真プリントなどが出来る複合機があるのも中国では珍しく、日本人にとっては定番のポットのお湯も、中国人観光客には日本のきめ細かな心配りに感じるようです。また、中国で発行したキャッシュカードを使って日本円を引き出せるATMも一部の店舗では導入されています。

「食の安全」に対する信頼感も大きいですが、治安のいい日本だからこそ中国人観光客は深夜でも安心してコンビニで買い物をしたり、お金をおろしたり出来るのです。

中国のコンビニ事情

一方、中国国内のコンビニはどのようなものなのでしょうか?中国のコンビニと言えば、最大手の「美宜佳」をはじめ、「紅旗連鎖」や「快客」などが挙げられます。日本のコンビニもこぞって中国本土に数千店規模の出店をしており、中国ではコンビニラッシュになっています。
そんな中、中国では無人のコンビニエンスストアが急激に増えているのです。まず、入店に使うのがスマホのアプリです。個人情報を登録し、表示されたQRコードを読み取らせて自動ドアをあけます。生鮮食品こそないものの、通常の飲食物は有人のコンビニにひけをとらないくらい、たくさんの種類が置かれているそうです。
その後は、商品を選んでセルフレジに進み、WeChat Payに代表されるスマホ決済サービスで支払うという流れです。

中国では、店員のいないコンビニエンスストアの出店増加が見込まれています。今後、無人のコンビニに慣れた中国人観光客が増えれば、中国で感じる無人コンビニのメリットを日本のコンビニにも求めるようになるかもしれません。逆を言えば、有人であるがゆえの良さを感じることもあるでしょう。

たくさんの魅力に溢れた日本のコンビニ、私たちが思うよりずっと中国人観光客は日本のコンビニを謳歌しているのかもしれません。今後はさらにコンビニへの期待が高まっていくでしょう。中国人観光客の期待を裏切らないよう、言語対応やWeChat Payといったキャッシュレス決済の拡充など、まだまだ改善の余地はありそうです。

 

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