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コラム2017.12.15

インバウンドの集客で今すぐ実行するべきことは?〜飲食店編②〜

インバウンドの集客で今すぐ実行するべきことは?〜飲食店編②〜

年々増加しているインバウンド観光客に対し、比較的簡単かつすぐに行える対策は「各国語のメニュー、案内の作成」ですね。競合をもっとリードしたい場合、他にどんなインバウンド対策が考えられるのでしょうか。飲食店のインバウンド対策を3つご紹介します。

英語、中国語などを話せるスタッフの採用・教育

メニューや案内をいくら英語や中国語で作成しても、やはり人間の直接の接客には敵いません。日本のおもてなしの心を感じ、満足度を高めてもらうためには、インバウンド観光客の言葉で接客することが一番ですし、集客にも繋がるといえます。

外国語を話せるスタッフを確保するには大きく2つの方法があります。1つ目はもともとその国の言葉が話せるスタッフを採用すること。2つ目は既存スタッフに外国語を習得させることです。

飲食店を経営している方々なら誰しもが感じていることだと思いますが、今は採用難の時代。言語能力を問わなくても、なかなか人を採用することは難しいのです。日本語と外国語が堪能であることがベスト、次に日本語が堪能で外国語が少し話せるのがベターだと思いますが、日本語は苦手だが外国語(本人の母国語)は堪能である人であれば、採用できる可能性はまだ高いでしょう。その場合、日本語に加えて日本のおもてなしの心について、教育する必要が出てくるかもしれません。

続いて採用が難しければ、既存スタッフを教育するという方法もあります。飲食店での接客に使うフレーズはさほど多くはありません(たくさん理解できているに越したことはありませんが・・・)。英語、中国語、韓国語あたりの基本接客フレーズを覚える、またはマニュアルにして携帯する、などすることで、インバウンド顧客の言語で最低限のコミュニケーションをとることができれば、集客に繋がるのではないでしょうか。

クレジットカード決済やアプリ決済に対応する

先進国の中でこれほどまでに現金社会なのは、日本くらいだと言われています。インバウンド観光客のうち日本で多くの割合を占めている中国人観光客も、クレジットカードやアプリ決済をメインに利用しています。中国では特に、偽札などの問題で現金への信頼度が低いのです。中国でクレジットカードといえば「銀聯(ぎんれん)カード」。こちらで決済が可能であれば、中国人観光客にとってのメリットとなり、集客に繋がるでしょう。
それ以上のポイントになると考えられる支払い方法が、スマホアプリによる決済です。中国版LINEと言われるWeChatには、「WeChat Payment」という決済システムがあります。携帯のアプリを使って支払いをすることが当たり前になりつつある中国人にとって、WeChat Paymentに対応しているかどうかが、今後ますます集客に関連してくるはずです。

インバウンド向けサービスの実施を店頭に表示する

せっかくインバウンド対策として、各国語のメニューや案内を用意したとしても、それを実施していることがインバウンド観光客に伝わらなければ意味がありませんよね。「●●語のメニュー、案内があります」「●●語の話せるスタッフがいます」「●●カードの利用が可能です」「●●アプリ決済が可能です」というように(もちろん、それぞれ対応の外国語で記載してくださいね!)、店頭にわかりやすく表示しておくことを忘れないようにして下さい。クレジットカードやアプリ決済機能については、サービスの提供が一目でわかるステッカーを貼っておくことも有効ですよ。

最後に

どの業態もそうだと思いますが、国内の顧客についても、インバウンド顧客についても、飲食店は特に集客争いが激しいのではないでしょうか。そんな中で競合を一歩リードするには、多少の手間とコストをかける必要があるのかもしれません。

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