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コラム2017.11.27

インバウンドの集客で今すぐ実行するべきことは?〜飲食店編①〜

インバウンドの集客で今すぐ実行するべきことは?〜飲食店編①〜

インバウンドは年々増加の一途を辿っており、今後もさらに増加していくことが予想されています。そんな今、「日本での食事」を大きな楽しみにしているインバウンド観光客の集客に向けて、飲食店ではどんな対策を実行すべきなのでしょうか。

主要言語のメニューを作成する

インバウンド観光客が困ることの代表例として、言語の問題があります。英語圏のインバウンド観光客ならまだしも、日本のインバウンド市場で大きな割合を占めている中国人観光客であれば、英語圏の人以上に言葉が通じず、大変な思いをすることが多いです。
そこで、低コストで今すぐできる対策が「主要言語のメニュー」作成です。そんなこと、もうほとんどの店舗でやっているのでは?と思う人もいるかもしれませんが、意外とできていないのが現状です。英語のメニューはあっても、それ以外の言語は用意していないというところも多いでしょう。自分が英語圏以外へ旅行した時、その国の言語と英語に加えて、日本語のメニューがあるとなればどうでしょう?安心して注文できそうだ、と入店のきっかけになるかもしれませんよね。日本の現在のインバウンド市場を考えれば、英語に加えて中国語のメニューの優先順位が非常に高いと言えるでしょう。余裕があれば、韓国語、タイ語、ベトナム語、フランス語などをカバーできればより良いと思います。
とはいえ、インバウンドのアジア人観光客は英語ができる人も多いです。時間の余裕がない場合は、少なくとも英語のメニューだけでも作成しておきましょう。

主要言語の案内板や利用方法を作成する

各言語に対応するべきなのは、メニューだけではありません。お店によって注文の方法、食べ方のルール、支払いの方法も様々です。注文方法であれば、店員に声をかけて注文するのか、ボタンを押すのか、タッチパネルで注文するのか、といった違いがあります。食べ方のルールであれば、もんじゃ焼きやお好み焼き、お鍋などは店員が調理をしてくれるのか、自分でするのか、自分であれば何をどのタイミングで行えばいいのか、串カツのソースは一回づけなのか、調味料はそれぞれ何に使えば良いのか、などを伝える必要がありますね。支払い方法に関しては、レジ支払いかテーブル支払いか、現金のみなのか、クレジットカードやアプリ決済が可能なのか、など、文字で伝えることができれば、お店のスタッフもインバウンド観光客も安心でしょう。

翻訳することが難しいという方は?

英語や中国語、韓国語などの言語がわからないという人もいると思いますが、今は無料の翻訳機能が利用できます。ただし、無料のものは翻訳精度があまり高くありませんので、そこは理解した上で利用しましょう。
それなりにコストはかかりますが、インターネットで人力翻訳を依頼することもできます。日本の会社が運営しているところ、外国の会社が運営しているところがあり、質や価格もそれぞれ違いますので、利用の際はよく検討することをオススメします。英語が苦手だという方は、日本の会社が運営しているサービスを利用する方が無難でしょう。

写真やイラストで情報を伝える

情報を伝えるのは、文字だけではありません。メニューや案内を作る際、言葉がわからなくても理解しやすいように、写真やイラストを使って伝えるという方法も有効です。特にメニューの写真に関しては、インバウンド観光客に限らず、日本人客にとっても有効ですし、文字の読めない小さなお子様でも一緒に食べたいものを選ぶことができて、満足度の向上にも繋がるかもしれませんよ。

最後に

インバウンドの勢いを肌で感じ始めている飲食店関係者の方も多いと思います。しかし通常業務が忙しい中で、インバウンド対策についてなかなか行動に移せないという人もいるでしょう。しかし少しでも早く行動することで、競合に一歩リードできるかもしれません。これをきっかけにまずはメニュー作りから始めてみてはいかがでしょうか?
他にもまだインバウンド対策はありますので、別の機会にご紹介したいと思います。

 

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