コラム2017.09.11

インバウンド対策で流行を知ろう！中国人気アプリ５選

年々増加傾向にある日本への中国人観光客。彼らの手には日本人と同様にスマホがあるのをよく見かけます。カメラ、地図など訪日時の彼らの必須アイテムとも言えるでしょう。そこで、今回は中国では一体どんなアプリが人気で利用されているのかをご紹介します。

人気アプリ①Wechat（ウィーチャット）

まずは、中国ではもはやインフラとも言えるアプリ「Wechat」。中国版LINEといえばイメージがしやすいかもしれません。しかし、主にコミュニケーションツールとして浸透しているLINEよりも格段に機能が充実しています。なんと、Wechat上で繋がっている人同士でお金を送り合うことが可能。お年玉やお小遣いが、遠方にいてもすぐにあげたりもらえたりしてしまうんです。なんだか近未来的。また、決済機能が付いており、他のアプリでの課金に利用できます。そしてお買い物はもちろんのこと、旅行や映画の際にもこのアプリ１つで完了してしまいます。これさえあれば、お財布もクレジットカードも持ち歩く必要がないんです。今や中国人でスマホを持っている人なら誰もが持っている、そんなアプリなので、来日時の決済でこのアプリが利用できれば彼らにとってはかなり好都合だと言えます。

人気アプリ②weibo（ウェイボー）

こちらは、中国版Twitter。こちらも中国人なら誰でも持っているアプリと言えます。使い方はTwitterと同じですが、中国の最新の情報を知りたいならこちらのアプリが確実でしょう。中国国内の事件や政治に関するニュースについても、こちらで早く正確に情報が発信されているようなので、中国人の最新の動向を知ることができます。インバウンドニーズをキャッチするツールとしてこれは外せないものではないでしょうか。

人気アプリ③QQ美食

続いてグルメ系アプリ。日本での食べログのようなサイトで、飲食店の口コミや評価が投稿されるサイトです。中国ではこちらの評価や情報を重要視している人も多いのだとか。日本のお店の情報も載っており、このサイト上での評価が上がれば来日中国人が狙えるかも。また、中国人に人気のお店や興味のあることがチェックできるツールでもありますので、来日中国人をターゲットに商売を始めたい方は必見です。

人気アプリ④タオバオ

聞いたことがある方も多いであろう中国No. 1ショッピングサイトアプリです。言わずと知れたアリババグループが運営しています。中国人がネットショッピングするのには欠かせないアプリ。インバウンドビジネスを狙う方の使い方としては、どんな商品の人気があるかを知るだけでなく、中国では高価だけれど日本では安価に提供できるものを知れば、爆買い中国人観光客の目を引くことができるかもしれません。例えば、魔法瓶やドラッグストアで買える日用品などもこの観点でヒットしたものだと言えます。

人気アプリ⑤Ctrip（シートリップ）

最後は中国の旅行サイトアプリで最大級のこちら。中国人の４０%ほどが利用していると言われています。母数が桁違いに多い中国人の４０%ですから、モンスター級ですよね。個人で旅行の手配をするならこのアプリ、と言っても過言ではない状況です。注目すべきは、このサイトは日本国内の人気旅行サイトと多数提携しているというところ。中国人にとって優しい施設かどうかというポイントを加えて情報を提供しています。来日の際にはおそらくほとんどの中国人がこのアプリを使うはずなので、これをうまく利用することができればインバウンドニーズをキャッチすることができるかもしれません。

いかがでしたか。彼らにとって”当たり前に使うアプリ”を迎える側が知らないのでは、インバウンド需要も逃してしまいます。ぜひ、彼らの最新で細かいニーズキャッチのためにもご紹介したアプリを勉強してみてください。